GTZ Triangle Yellow Monkey

名前が先に決まっていたデザイン。 こういうタイトルのギターをデザインしたくて…。 必然的に、トップにはゴールド・パーリーを持ってきました。 このレイアウトだと、3つのハートに、いろんな素材/カラーを持ってこれて、実に楽しい。 Yellow Monkeyでは、コントラストを重視してブラック・パーリーを使っていますが、その他にも、ターコイスや、アルミプレート、サンゴなど、色も素材も事由で遊び心をくすぐります。こうしてみると、Triangleは、カスタム・オーダーしやすいデザイン・スペックかもしれませんね。

ボディとネックのバインディングは、ホワイトにして、ゴールド・パーリーとのコントラストが出せました。一直線に配置されたコントロール類が、殊の外自然で、実際に使ってみると、ミニスイッチも邪魔にならず、うまく収まっています。デザインとレイアウトが上手くマッチしたスタンダードな成功例でしょう。正面から見ると、ハートのインレイが3つあるうえに、12Fもクロスのハートにしたので、全部で七つでにぎやかですね。
これまでのデザインでは気づかなかったかもしれませんが、GTZはボディとネックのジョイント部分に、蓋をかぶせるように、エボニーのバインディングが施されています。これは「お洒落」って事で。
ピックアップリングとネックが合わさる部分にアールがついているので、ネック側の細かい加工作業が必要になりました。バインディングを黒にすると、かなりボディがコンパクトになりますね。バインディングを赤で、ハートも赤とか、どんどんインスピレーションがわき出すYellow Monkeyでした。