GTZ Triangle Fakeback

「Experimental #1」と比べると、ネックバインディングが追加されているのがわかる
GTZのシングルカッタウエイで、ピックアップを三基レイアウトするならば、ボディ前面からデコレーションを排除し、ヘッドストックからテールピースまでの美しいストレートラインをキープしたいと考えていました。 既存の量産エレクトリック・ギターに無い、ロックン・ロールなレイアウトです。シンプルかつノーブルでアメリカンなステージAXEとして、 どんなボディ・カラーでも受け入れる懐の深さを持たせ、「Tera Rossa」「Yellow Monkey」「Red Dragon」へと発展するベーシック・シェイプです。 ライヴでもスタジオでも、常にストレートでありつづけるロックなギタリストを、多彩な音色でサポートしてくれるでしょう。 槍型のカスタムメイド・シルバー・エスカッションの厚みを抑えたのは、鷲田氏のアイデア。 実用性を重視する彼らしく、ストロークのじゃまにならないように、アルミの切り出しとして、デザインと実戦力が両立されています。

"Expermental #1"が製作直後から手許を離れたので、"#2"では、すこし遊び心を入れてみました。GLAYがEXILEとコラボした楽曲「SCREAM」のPVが頻繁に流れていたころでしたので、その中で「所せましと暴れまわるHISASHIさんのGTZ」に、騙し絵的な工夫を施しています。背面がぶっきらぼうに真っ黒だったことを反省し、「ギターは立体物だ」とばかり、バインディングとシェルで、PUやコントロール類、ブリッジをインレイしてあるので、ステージでみると、オーディエンスは「キツネにつままれた」感覚です。ポイントは裏側のデザインですね。
