Zemaitis 1982 E/G 6st CUSTOM DELUXE
ブロンドのフレイム・メイプル・トップに、オフ・ホワイトのマイティーマイト・ピックアップ。清楚なイメージをもった、初期のカスタムデラックスは、王冠のようなクラウン・ヘッドをもち、豪華な槍型プレートで高級感を打ち出している。アルミで作られたコントロールノヴは、70年代の最高級モデルにだけ搭載され、当時はExtra Charge(別料金)だったので、余裕のある、こだわり派のオーダーしたギター以外では、なかなか見かけられない。ロッドカバーに刻まれた名前は、永遠にこのギターの持ち主を後世に伝えるだろう。ボディーはすでに3Pのマホガニーだが、仕様が落ち着く頃の木取りにくらべると、センターピースが約半分の幅しかなく、トランジショナルなモデルと考えられる。クラウン・ヘッドは、フロントからみても、バックからみても、その曲線の美しさにため息が出るだろう。
初代オーナーのセンスの良さ
エングレイヴのない、清楚なテールピース
マホガニー スリーピースのボディー
ヘッドとプレートのシンクロしたヘッドデザイン
Early Custom Deluxe, blond flame maple top and off-white Mighty-Mite pick-ups for a neat look. Crown shaped head and ornate spear plate are proofs of highest grade. Only well-heeled connoisseurs could afford the luxury of aluminum control knobs, set only on ’70s highest grade models at extra charge. Their names, inscribed on rod cover, will be remembered as guitar’s owner. Already a 3-piece mahogany body, yet transitional model, i.e., center piece has half the width of later models, when each piece’s measurements are settled. Front- and rear- view of crown head both reveal the beauty of curved lines.
英国で売りに出た当時の写真
日本の楽器店の広告にも登場