Zemaitis 1981 E/G 6st CUSTOM DELUXE
テールピースに刻まれた I’m Innocentの言葉
スイスのコレクター、“カート・シャイデッガー”がロン・ウッド・ドンズバ・モデルとしてオーダーした、1981年のカスタム・デラックス。プリテンダーズで一世を風靡したゼマイティス使い”ジェームス・ハニーマンスコット”も、酷似したスペックのカスタムデラックスを使用していた。
ダークブラウンのボディーに、丁寧な彫金が映える。ケント・アームストロングがトニーの為にハンド・ワインディングした、ブラックのハンバッカーもこのギターの価値を押し上げている。ライヴに強いゼマイティスは、シールドを踏んでもトップを割らないように、サイドジャックがスタンダードの仕様となっているが、ロンのごとく、シールドをボディエンドのストラップピンに挟んで、ジャックにまわしてくる「格好よさ」を演出するには、なんとしてもトップ・ジャックでなければ。ヘッドは、Zバッチをつけない、ロング・ロッド・カバーのスーパー・レア仕様で、気が動転するほどロックン・ロールな、逸品。彼は、スライドにオープンGで使う。ロッド・カバーはストーンズおなじみの「Let me go」。大きめのバックプレートも70年代のロンのギターを踏襲している。
1981 Custom Deluxe made for Swiss collector Kurt Scheidegger, as a true copy of Ron Wood’s model. Dark brown body enhancing ornate engravings. Black humbuckers, hand-wound by Kent Armstrong for Tony, add value to this guitar. For playability on stage, Tony’s guitars usually feature side-jack, so the top is not cracked when stepping on the shield. But if you want to achieve Ron’s cool style, top-jack is a must, the shield coming from strap-button on body end. Note long rod cover on headstock, instead of Z emblem. Very rare model, mind-bogglingly rock & roll.? He plays it slide, on open G. “Let me go” inscribed on rod cover, like the Rolling Stones. Large sized rear plate also copying Ron’s guitar of the ’70s.
Rodcoverには、Let me goの文字
稀代のゼマイティス使い、James Honeymann Scottのメタル(左)と同様のスペック