Zemaitis 1987 E/B 4st
1987年の作品であるから、多忙を極めるトニーとして、このようなExperimentalなベースを作って遊んでいる時期ではないだろうとおもうが、驚くほど特別なスペックに仕上がっており、J一発のベースもありかな…と考えさせる乱暴な説得力がある。Fホールはダミーではなく、実際にボディがセミホロー構造になっている。センターブロックというよりも、中心になる木部と、左右のボディの間が、ちょうどアコースティック・ギターのジグのようにくりぬかれており、上下にメイプルとマホガニーの単板がプライされているため、裏から見ると、センター2Pに見える。ヘッドのロゴは、Zマークもトニーがわざわざ彫り刻んでいて、可愛い。このベースは、No.2となっており、No.1は、まったく同じボディシェイプでソリッド仕様だそうだ。前オーナーは、パンクバンド“The Anti nowhere League”のベースプレイヤー。フィンガーボードのドットがブルーで小技が効いている。
TEST的なスペックなのに、トップオブザラインのスクロールヘッド
しっかりとアコースティック構造になっているボディ
Dated 1987, Tony’s busiest period, yet very experimental and special bass guitar. Unexpectedly persuasive performance in spite of its 1 jazz pick-up. Semi-hollow body, where “f” holes are no dummies. Center piece as well as side pieces are carved off just like acoustic guitar’s jigs, and single layers of maple and mahogany are plied on top, making the back look like a center 2-piece. “Z” logo on headstock is specially hand-engraved by Tony. This bass is numbered as “2”, no.1 being a solid version, with identical body shape. Cute blue dots on fingerboard. Former owner is punk band The Anti Nowhere League’s bassist.
Tonyのハンドエングレイブ ロッドカバー比較